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フラメンコに奮闘する日々、新作衣装のお披露目、感動した出来事、 何気ない日々の出来事などを紹介します。

2021-04

感動!「愛と犠牲」

8月は自分の発表会でいっぱいいっぱいだったけど、9月はすばらしいステージ鑑賞三本立てのフラメンコ月間でした。

ラストを飾ったのは、「アルテ イ ソレラ【愛と犠牲】」。
初めて生で観る鍵田真由美&佐藤浩希フラメンコ舞踊団の舞台です。
一番の目的は、mixiを通じて知り合った友達の踊りを観る事だけど、「曽根崎心中」を成功させた舞踊団が次はどんな世界を作り上げるんだろうと興味深々でした。

そして、
どう表現したらいいのかわからないけどとっても感動しました。
素人が陳腐な言葉を並べてもいけないとは思うけど、その感動を記しておきたいと思います。

最初のタンゴは群舞の美しさが際立っていました。
私がよく先生に言われる「コンパスをたっぷり使って!」という言葉の大事さを実感。
ゆっくりと確かなリズムを奏でるってなんて心地良くて安心できて優雅なんだろう。
10人の息の合ったサパテアードは見事でした。

男性三人のソレアは、古典的なフラメンコでとっても素晴らしかった!
私達の席の斜め前に独特のオーラを放つ小島章司大先生が座ってらしたけど、パンフレットを読んで、マエストロコジマから継承された貴重な振り付けなんだと知り、思わず納得。
アントニオガデス舞踊団「フラメンコ組曲」の男性二人のソレアに匹敵するほど無駄を削ぎ落とした美しさでした。
女性と違ってファルダやブラソでの表現がない分、三人の正確な技術というかひたむきな姿勢がとても良かった。
モダンなフラメンコも良いけれど、何十年も変わらず(進化しながら?)守られ続けて来たフラメンコは重みがちがいます。
あくまでも私の感想だけど。

鍵田真由美さんは、スペインの女性歌手の歌謡曲をバックにステージを舞っていた。
さすが、幼い頃からバレエで鍛えた身体と表現力は何とも艶っぽくて色っぽい。
あれほど踊っても息も上がらず汗もかかず、常にパワー全開!
穏やかな笑みを浮かべ、時に悲壮感に討ちひしがれるその姿はフラメンコを超えた境地に入っていますね。
確かな技術があってこそ生み出せる世界観です。
でも、彼女の純粋なムイビエン!フラメンコも観たかったのでちょっと残念でした。

ラストは、出演者全員による「セマナ・サンタ」。
スペインで行われる年に一度のキリストの荘厳なお祭り(マリア像を乗せた輿をかついで練り歩く)を表現した演目です。
セリフがある訳でもないのに、伝わってくるメッセージがとても強くって、どんどん引き込まれていきました。
マリアを演じる神々しい鍵田真由美さんを中心に、群舞の皆さんの確かな演技、技術がすばらしい。
統一感をキープしがらも、よく見るとそれぞれの個性が生きている。
出演している友達から毎日の激しい稽古の様子を伺っていたので、この舞台をここまで作り上げるために皆さんがどれほどの苦労をして、どれだけの大事なものを犠牲にしてきたんだろうと、、、
そんな思いで観ていると、なおさらこのすばらしい舞台に感動せずにはいられません。
この舞台のサブタイトルである「愛と犠牲」はまさしく、この舞台に携わった方すべての想いなのかなと思います。
「愛」なくしては踊れない。
「犠牲」なくしては踊り続けられない。
本当にこの舞台を観る事ができて良かった。
こんな感動を味わう事ができて幸せです。
出演された皆さま、本当にお疲れさまでした。
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