アルテイソレラ「道成寺」にオレー!

先日、鍵田真由美・佐藤浩希フラメンコスタジオ「アルテイソレラ」の『道成寺』を観に行って来ました。
「道成寺」は古くから能や歌舞伎で引き継がれている日本の古典とのこと。
ストーリーをサラっとお勉強してみると
『ある娘が旅の僧侶に惚れて、
結婚を迫って追いかけるが逃げられてしまう。
あまりの執念に娘は大蛇と化して、
道成寺の鐘の中に逃げた男を焼き殺してしまった』
なるほど。
これをフラメンコでどう表現するのか興味津々で観に行ったら、、、
良い意味で期待を裏切られました。
私が想像していたフラメンコではなかったのです。
とにかくとっても衝撃的で狂気的で、感動というよりも身震いするような素晴らしい舞台でした!
演奏は「鼓童」という和楽器ユニット(と言っていいのかな??)で、和太鼓、胡弓、三味線、笛など、すべてのシーンを和楽器で表現していて、その生演奏は本当に素晴らしかったです!
和のリズムが次第に足のリズムと重なり合って調和していく様はホントに面白い!
足はもちろん「ゴルペ、プランタ、タコン、プンタ」で音を鳴らしているんだけど、上体はなんとも不思議な動きをしている。
すべてがとても「和」だ。
フラメンコを知らない人は、あの表現がフラメンコから生まれてるなんて気付かないかもしれない。
それくらいフラメンコを意識させない演出をしている。
踊りながら変化していく衣装も面白かったんだけど、一番忘れられないのは「脱皮」シーン。
「大蛇の表現はバタデコーラで踊るんだろうなー」なんて思ってたら、意外や意外「和風EXILE」でした!
ラストの狂気乱舞する激しい踊りもすごかった!!
鍵田さん、ほとんど踊り続けてて、その体力と精神力には驚くばかり。
ホント、信じられない‥‥。
んー、この気持ちは上手く言葉で表現しきれない!
とにかくフィナーレでは友達と二人で思わず「オレー!」と叫んでました。
(大きな会場で二人だけだったけど・・・)
またきっと再公演されると思うので、ぜひ多くの方に観てもらいたいと思います。
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